工事担任者総合通信過去問解説
令和4年第1回電気通信技術の基礎 問1-2
直並列交流回路の合成インピーダンス求めて電流値出す問題。
直列交流回路の合成インピーダンス
Z^2=R^2+(XL-XC)^2
並列交流回路の合成インピーダンス、逆数の和の逆数です。
(1/Z)^2=(1/R)^2+(1/XL-1/XC)^2
なんでXL-XCかって言うと
まあこういうことです(説明雑すぎw
問題文の交流回路は直並列回路なので(ピタゴラスの定理)
Z^2=5^2+1/(1/3-1/4)^2
=5^2+12^2
=25+144
=169
なので
Z =13(Ω)
あとはオームの法則
I=V/Z
=3(A)
(細かいこと言うとインピーダンスはベクトル量なので頭にドットつける。)
工事担任者総合通信過去問解説
令和4年第1回電気通信の基礎 問1-1
工事担任者令和4年第1回目試験の問題と解答が公開されましたね。
実は私も今回総合通信の試験受けまして、自己採点で理論83,技術92、法規80との結果になりました。無事免状もらえそうです。
対象回路の問題です。類似問題は平成30年の第1回試験にもありました。
点A点B点Cは対象回路の中点なので電位差がなく、電流が流れません。A-B間、B-C間の抵抗は切り離すことができます。
上の回路は抵抗Rが4つ直列につながっていて抵抗値は4R
真ん中の回路は抵抗Rが2つ直列につながっていて抵抗値は2R
下の回路は抵抗Rが4つ直列につながっていて抵抗値は4R
全体として3つの回路の並列回路になります。
並列回路の抵抗値の求め方は、抵抗の逆数の和の逆数、
1/(1/4R+1/2R+1/4R)=R
a-b間の抵抗はR+R=2Rで8Ωになります。
工事担任者総合通信過去問解説
令和3年第2回電気通信の基礎 問1(1)
工事担任者の資格勉強してた時、「基礎」部分の問題解説してるサイトがあまりなかったような気がします。
自分は電気系の資格勉強たくさんしてきたのでそんなに苦手意識はなかったけれど、テキスト読んでも「これじゃわからんだろう」っていうような雑な解説しかしてなかったし。
「苦手意識はない」とはいえ使っていないとどんどん忘れて行ってしまうので、ボケ防止もかねて過去問解説などしてみたいと思います。
何分私も発展途上なので間違った解説などしていたらご容赦を。遠慮なく指摘していただけると助かります。
電気回路苦手な人は捨て問にしてる人も多いかも?配点大きいので少しあがいてみましょうか?
問題の回路図ちょっと書き換えてみます。
図中のaーd間には76Vの電圧がかかり、8Aの電流が流れています。
a-b間には3Ωx8A=24V(オームの法則)
c-d間には2Ωx8A=16V の電圧がかかっています。
b-c間は・・?
76V-24V-16V=36V です。
b-c間には上から下に36V電圧かかってますが(電位差とか考えるとほんとは違うけどここではそういうことにしておく)、R2のある右側の線路には逆向きの12Vの電源接続されてますので
36V-12V=24V
になります。
問題文よりR2のある線路を流れる電流は4Aですので、
R2=24V/4A=6Ω
答え③になります。
電流と抵抗が与えられたら掛けて電圧求めたりするとなんかヒラメクかもしれないですね。
消防設備士甲種1類受けてきました
2021年10月16日、神奈川県午後の部で消防設備士甲種1類の試験受けてきました。こちらの試験、問題の会場持ち出しが一切禁止されています。故に資格試験によくある過去問題集の類が一切なく、他の類(4とか6とか)と比べて受験者が少ないので参考書にも良いものがありません。
今まで誰かが書いてくれた5chやらブログ記事など参考に勉強してきましたが、恩返しの意味も込めて今日の試験問題公開したいと思います(と言っても鑑定と製図の問題だけですが)。
鑑定問題
問題1
消防設備の写真から名称を選択肢(10個くらいあった)から選び、検定対象か否か○×つける問題。
①閉鎖型スプリンクラーヘッド
②開閉バルブ(屋内消火栓の)
③一斉開放弁
④開放型スプリンクラーヘッド
開放型が検定対象か否か散々迷った挙句〇にしてしまいました^^;
問題2
流水検知装置の部品名を記述する問題。逆止弁とリターティングチャンバーの間の仕切弁が常時開なのは何故か聞かれた。
A圧力スイッチ
Bリタ―ディングチャンバー
C理由・・圧力を常時監視するため?
問題3補助散水栓の中身の写真から、収納箱に書いてある名称、設置間隔、放水量答える問題。
名称:消火用散水栓(補助散水栓って書いてしまった)
間隔:15m
放水量:60/min
問題4管接手の写真から名称答える問題。
①エルボ
②クロス
③レジューサー
④ブッシング
問題5工場に設置されている屋内消火栓の放水試験に関する問題。圧力範囲とか、ピトーゲージの位置とか。
①1号なので0.17~0.7Mpa
②D/2
製図問題
問題1下図のような形の幅0.6m高さ0.5mの梁(赤い線)が入った放射区域に散水半径2.3mのスプリンクラーヘッドを何個設置するかっていう問題。設置間隔は3.25mだよねえ・・この問題は完全に落としました^^;
問題2屋内消火栓の全揚程などを求める問題です。与えられているのは放水圧力と放水量、管路摩擦損失水頭、弁、継ぎ手の摩擦損失水頭(!)図から管路呼び径と落差。
落ち着いて考えればそんなに難しくない・・ハズ。
忘れないうちに、自分の復習の意味もかねて消防設備士甲種1類筆記試験問題上げました。誰かのお役に立てれば幸いです。
そうだ、ビルメンになろう。
転職しようと思ったきっかけ
私が30年務めた自動車部品メーカーを退職しようと思ったのはコロナ禍以前の2019年10月のことでした。「セカンドキャリア」、会社で45歳以上を対象に早期退職制度の利用者を募っていたのです。
かつては花形産業とも呼ばれた自動車メーカー、昨今の没落っぷりは目に余るものがあります。車なんてぜいたく品ですし、まだ乗れるのに今どき3年や5年のスパンで新車に買い替える人も少ないですよね?
1日8時間分の仕事が確保できない「ケツ切れ」の状態が長く続いていました。車を作っても売れないから、定時前に工場の操業を止めてしまうのです。
これからの世代は65歳まで働かないと厚生年金は満額支給されません。繰り上げ受給などという60歳から年金支給される制度もありますがそもそも受給年齢繰り上げたのは誰なんだっていう。
60歳過ぎても希望すれば仕事を続けられる嘱託制度もありましたが、「契約更新するの?しないよね?」等上司からプレッシャーをかけられる先輩諸氏の姿からここで働けるのは定年までだなと思っておりました。
定年後、年金受給年齢まで何をやるか、文字通り死活問題です。そんな矢先の早期退職者募集です。退職金も割り増し支給されると聞いてセカンドキャリア利用に手を上げました。
さて何やろう?
誰か引き留めてくれるんなら考え直してやってもいいんだぜ?謎の上から目線で嫁に打ち明けてみるとまさかの1発OK。まあ海外に飛ばされるかもしれんなどという話を以前からしていたのでここは順当か。
上長に相談、課長に伝達、部長と面談、とんとん拍子に話は進みます。あとから話を聞くと対象者80人のうち手を上げたのは60人、そのうち20人は説得され会社に残留し、私を含めた40人が2020年2月末日を持って退職することとなりました。誰にも引き止められなかった私は組織にとっていらない人間だったようです、ハイ。
退職後何をやるか。工場でのライン作業をずっと続けていたので工場務めはもうやりたくない。正直口下手なほうなので営業職など無理。持ってる資格と言えば・・車の免許くらい?
「あなたを採用するとどのようなメリットが弊社にありますか?」圧迫面接としてよくネタにされるフレーズです。しかしながら30年社会人してきて履歴書に書けるような資格が何もないのもこれまた事実。
景気の動向に左右されないインフラ整備の仕事をしよう。資格勉強をしてビルメンテナンスの仕事をしよう。あの時この道を選んで本当に良かったと思います。どこかの工場に再就職したり、退職金をあてにキッチンカーやコンビニ経営などに手を出さなくてよかった。だってこれコロナ禍直前のお話ですから。